メタボリックシンドロームの研究

メタボリックシンドローム(代謝シンドローム)とは、「メタボリックシンドローム」とも呼ばれ、心臓病や脳卒中を引き起こす可能性が高い状態です。
1980年代前半まで、生活習慣病の三大要素(高血圧・糖代謝異常・脂質代謝異常)といわゆるリンゴ型肥満とは、関連づけらてなくあくまで個別の事象であるとの見方が主流だったのですが、それらの密接な相関がReaven GMによって1988年に「Syndrome X」との研究名で報告されています。
その翌年さらなる研究報告がなされたのを契機に、蓄積された内臓脂肪に関する研究が活発化しました。2001年にWHO(世界保健機関)が『代謝症候群』という名称と、その診断基準を発表したことにより、一般に知られることになっています。